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.29 2011

Xcode 4 に慣れよう(6)

Tasakiです。

当ブログのKoyanagiが提唱しているデザグラマーという造語ですが、Webを見る限り、他にもお使いの方がいらっしゃるようで、自然発生的に生まれているような気配を考えると、どうやら時代の流れとしてそういったスキルが求められてきているのかなと感じます。
ITに携わる人間として、感性そして表現力を磨くことは技術を磨くこととともに大事なことになってきていると肝に銘じて、日々の生活を送っていきたいですね。

さて、今回はコードスニペット機能について見ていくことにします。
ご存知でない方のために軽く説明しますと、スニペットというのは断片という意味だそうで、ようはコードの固まり(定型文)を呼出して使うということです。

Xcode4ではこのスニペットが直感的操作で使用できます。
まず、前回の方法で、右ペイン下部のコードスニペット一覧を表示します。
Xcode4 CodeSnippetLibrary

そうしたら、リスト上部の"Code Snippet Library"を選択します。
Xcode4 CodeSnippetLibrary-DropDownList
ここで"iOS"を選ぶとiOS用のスニペットのみが表示されるようになります。

例えば、あるヘッダファイルに新しくObjective-Cのクラスを追加する場合には、"Objective-C Class Declaration"というタイトルの行をドラッグして、中央のソース編集画面上にドロップします。
そうすると、クラス宣言文がヘッダファイルに追加されます。
また、個別入力が必要な箇所には、タブキーで移動できます。
このように、最低限必要なキー入力だけでソースを記述していくことができます。
使いこなせばすごく便利な機能です。

また、標準のスニペットが気に入らない場合には、自分だけのスニペットを作成することも可能です。
そういう場合には、まずドロップダウンリストから"Code Snippet Library"を選択(プラットフォームを特定していない状態に)します。
次に、追加したいコードを選択状態にします。
Xcode4 CodeSnippetLibrary - SelectedCode
最後に選択箇所をドラッグして、スニペットリスト上にドロップします。(+アイコンが表示されている状態でドロップします。)
そうすると、"My Code Snippet"という行がリストに追加されます。
Xcode4 CodeSnippetLibrary - MyCodeSnippet

個人的には、この「コードをドラッグする」という発想は目からウロコでした。
確かに高機能エディタでは、同様の操作ができるものもありますが、それをそのままストックするというところまでは考えが及びませんでした。

さて、本筋に戻りまして、自作したスニペットについては編集が可能です。
編集したい行を選択して少し待ちます。
そうすると、以下のように吹き出しが表示されますので、"Edit"を選びます。
Xcode4 CodeSnippetLibrary - Popover

そうすると、以下のように編集画面が表示されます。
Xcode4 CodeSnippetLibrary - PopoverEdit
編集項目ですが、
  • Title : スニペットの表示名
  • Summary : 概要
  • Platform : プラットフォーム(絞り込み用)
  • Language : プログラミング言語
  • Completion Shortcut : 補完表示用ショートカット
  • Completion Scope : 補完表示用スコープ
  • 補完表示用スコープの増減ボタン
  • スニペット本文

  • となっています。

    重要なのは、Completion ShortcutとCompletion Scopeです。
    前者は、ショートカットキーを設定するものです。
    例えば、ここに"abcd"と入力した場合は、ソース上でabcdを入力したときに補完入力の候補として表示されるようになります。
    後者は、補完入力の表示条件を表すもので、トップレベル、クラス実装部、メソッド内部などの条件をOR形式で設定できます。
    これを上手に設定すれば、必要なときにスニペットを手軽に呼べるようになります。

    また、スニペットの本文について編集する場合、タブで選択可能な編集箇所を自作したい場合は<#と#>で文字列を囲みます。
    試しに<#hello-world#>を作ってみましょう。
    編集が終わったら"Done"を押します。
    Xcode4 CodeSnippetLibrary - CustomStub
    上のように白っぽい背景がついていれば成功です。

    このようにして、よく使い回す表現をスニペットとして保存していけば、コーディングはぐっと楽になるはずです。
    あ、スニペットを消したい時はリストを選択した状態でDeleteキーを押してみて下さい。

    次回は中央ペインの機能について触れる予定です。


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